Ambrosus関連

ParadigmによるAmbrosusのCEOインタビュー

投稿日:

AmbrosusのCEO、Angel Versetti

私たち(Paradigm)は現在最も有望と思われるプロジェクトチームのメンバーに一連のインタビューを行い、それを発信しています。今週はAmbrosus(アンブロサス)のグローバルCEO兼、共同創設者であるAngel Versetti(エンジェル・ベルセティ)にお話しを伺います。

サプライチェーンの定義をあまり知識のない人たちに向けて説明して頂けますか?

私にとってのサプライチェーンとは、原材料の供給、加工、流通を行うさまざまな関係者のネットワークであり、多くの場合これらの原材料を加工し、これらの物資に付加価値をつけ、製品にし、最終的に消費者にもたらします。

サプライチェーンとは、これらの物体の変質と輸送に関連するすべての段階とプロセスを指します。比喩的に言えば、私はサプライチェーンを世界経済の動脈と静脈と見なしています。

あなたの市場投入戦略を教えて頂けますか?

私たちは、自社のサプライチェーンプロセスを改善したい、または製品の品質、安全性、原産地を保証するためにIoTとブロックチェーンを組み合わせたプラットフォームを使用してマーケティングと販売を強化したいと願っている食品や製薬分野の企業にアプローチします。

私たちは通常、価値提案を導き出すための共同ワークショップから始め、次にブロックチェーン(ソフトウェア)とIoT(ハードウェア)ソリューションからなるプロジェクトを提供します。このプロジェクトは、産業用パイロットプロジェクトで実行可能です。

企業との共同作業には通常4つの段階があります

ステージ1 : 初期連絡と情報交換
ステージ2 : 交渉とソリューションの適用
ステージ3 : パイロットプロジェクトまたはコンセプトの証明
ステージ4 : 大規模な採用と導入

こちらの記事を参照して、私たちが法人のお客様とどのように協力しているかを詳しくお確かめください。

他のサプライチェーン企業と比較して優れている点は何でしょうか?

他のサプライチェーン企業と比較したAmbrosusの中核となる利点は3つあります。

第1に、Ambrosusは、物理デバイス/センサーと、サプライチェーンからのデータを保存および管理するための総合的なデジタルインフラストラクチャの両方を活用することを可能にする、総合的なソリューションを提供します。

第2に、この総合的なソリューションの基礎となるテクノロジー、つまり物理データを収集するためのIoT、およびそれらのデータを保護するためのブロックチェーンにより、企業は追跡および管理できるデータの範囲を拡大し、それらのデータを共有することができます。つまり、IoTを使用することで、新しいタイプのトレーサビリティが可能になり、ブロックチェーンデータを使用することによって、新しい方法で第三者と安全に共有することができます。

そして第3に、Ambrosusは企業がすでに導入しているかもしれないERPまたはSAPベースのトレーサビリティソリューションを保持しつつ、Ambrosus Networkと統合することを可能にするデジタルソリューションを非常に費用効果の高いレートでこれらの企業に提供します。

サプライチェーンラインの背後にあるテクノロジーについて説明していただけますか?

Ambrosusのトレーサビリティソリューションを支える中核のテクノロジーは、i)IoT、およびii)ブロックチェーンです。IoTとは、デジタルネットワークとの通信を通じて物理プロセスを定量化、監視、および理解することができる、インテリジェントな機器の接続を指します。

Ambrosusの場合、IoTベースのトレーサビリティにより、さまざまな製品やさまざまなサプライチェーンに合わせたカスタムソリューションを作成できます。

製品に温度モニタを取り付けたり、パッケージにQRコードを印刷したり、加速度、衝撃、位置などを記録できるインテリジェントな箱に入れて出荷することができます。

IoTは、最終的に企業がサプライチェーンから非常に多様なデータを抽出するを可能にする能力を提供します。

IoTソリューションの詳細については、Ambrosus Innovation Laboratory(イノベーション研究所)に関するディスカッションをご参照ください。

偽造防止の最新技術。IoTセンサー、シール、タグ、インク、開封検知パッケージ

同時に、ブロックチェーンは、企業が他の企業、法的機関、または第三者(消費者または保険会社など)とそのデータを(他の文書ベースの、または既存のデータと共に)安全に格納、管理、および共有できる限り、革命的です。

データは変更が不可能なかたちでブロックチェーンに書き込まれ、その結果、新しく、前例のない信頼性と責任の層が企業間で生成されます。そのようなソリューションをビジネスにとって使いやすくするために、Ambrosusはデータの実際の内容をプライベートデータベースまたは既存のクラウドソリューションに保ちながら(財務上、法律上の理由、または他の必要性から)、データの証明をブロックチェーンに保存する機会を企業に提供します。

そのため、Ambrosus Networkは、IoT、クラウド、およびブロックチェーンを1つの企業向けプラットフォームと効果的に組み合わせることができます。その後、Ambrosusによってアプリケーション層も提供され、企業は希望するデータを設定してパートナーや第三者と共有することができます。

まとめると、Ambrosusのサプライチェーンソリューションを支えるテクノロジーは、ブロックチェーン、IoT、および既存のクラウドベースのソリューションを組み合わせて、サプライチェーンの関係者内およびサプライチェーン関係者間のデータの整合性を保証する包括的なデジタル・インフラです。

どのような困難が予想されますか?またそのような状況を経験したことがありますか?

すべての新しいテクノロジーと同様に、ブロックチェーンの利点と価値提案やIoTを説明するためのラーニングカーブは、最初は企業にとって把握することが困難な場合があります。

サプライチェーンを管理するための古くて伝統的なパラダイムでは、破壊的なイノベーションの可能性を見て取ることが困難です。部分的には、ブロックチェーンという流行語に多くの企業がうんざりしているという事実によるもので、IoTは依然として世界中にある多くの業界で主流のテクノロジーとはなっていません。

2つ目の難しさは、サプライチェーン自体に関係しています。今日のサプライチェーンは、6つから9つの異なる企業(時にはより少なく、ときにはより多く)が関わっていることもあり、規模が大きく複雑なプロセスとなっています。

完全なサプライチェーンソリューションを提供することは、1つの利害関係企業がサプライチェーンの大部分を所有することができる場合を除き(卸売業者はできる可能性があります)、複数の利害関係企業間で作業しなければならないことがあります。

ほとんどの場合、このような問題に対処するための最善の方法は、具体的なソリューションに焦点を当て、ブロックチェーンおよび/またはIoTベースのソリューションを実装することで、企業がどのように価値を得たり節約することができるかを説明することです。

サプライチェーンにとって、関係する全ての利害関係者に利益をもたらすソリューションを開発することは、採用をより流動的にするためにも重要です。

あなたのサプライチェーンから提供された情報をクライアント(顧客企業)はどのように追跡しますか?

Ambrosus Network(AMB-NET)は、アセットとイベントのユニバーサルなデータモデルに従って機能します。物理的または論理的なオブジェクト(つまりアセット)は、サプライチェーン全体にわたるその過程で発生する一連の手順またはインスタンス(つまりイベント)によってデジタル的に識別されます。

AMB-NETにおけるアセットとイベント

アセット
Ambrosusにおける「アセット」とは、サプライチェーンにおいて個別に特定されること、追跡されることが必要な、あらゆる固有の物理的または論理的存在をデジタルに表現したものです。 例えば40フィートのコンテナ、牛乳パックが詰まったパレット、6パックのビール、アスピリンの箱、お客さんへの荷物、個々のワインボトルなど、あなたが想像出来るあらゆるものです。

イベント
一方「イベント」は、特定のアセットに付属する情報のある一部分を表します。 全てのイベントは次の情報を持ちます。いつ(タイムスタンプ)、どこ(場所)、誰(そのイベントを観測したユーザーまたはデバイス)、何(このイベントが紐づく単一または複数のアセット)が一般的に記録されますが、イベントにはもっとずっと多くのデータを加えることが出来ます。

企業のアセットおよびイベントに関するすべての情報は、Ambrosus Dashboard(ダッシュボード)に従って表示されます。このツールにより、企業は単一のインターフェースでさまざまなアセットをさまざまなイベントから整理、管理、または分離し、サプライチェーンの異なるエリアで何が起こっているのかを視覚化することができます。

さらに、統合ソリューション(1つ以上の企業間のソリューション)の場合は、サプライチェーンのセグメントに関わるすべての関係企業が、ネットワークで受け取ったデータフローにアクセスできるようにするために、特定のアプリケーションを構築できます。

オープンソースのソフトウェア開発キット(SDK)を使用すると、Ambrosusはサプライチェーン全体で追跡されている情報を視覚化または表示する方法をカスタマイズする機会を企業に提供します。

そのようなトレーサビリティの例は、マダガスカルのブルボンバニラ、および韓国のプレミアムビーフのトレーサビリティに関するAmbrosus Networkの使用例でご覧いただけます。

バニラのトレーサビリティには、短いミニドキュメンタリー(YouTube動画)も含まれています。

Ambrosus(アンブロサス)がPremium Goodsと提携し、バニラの品質や産地、流通経路を証明可能に

一方、Ambrosusデータモデルの元の外観はこちら(英語)でご覧いただけます。

Ambrosusのサプライチェーン上のスキャナーはどの程度信頼できますか?

Ambrosusは、現在市場にあるサプライチェーンに最も安全なIoTソリューションを提供することで、他とは一線を画しています。

デバイスが2D QRコード、温度モニタ、RFIDタグ、その他のインテリジェントセンサーのいずれであっても、Ambrosusはデバイスによって収集されたデータを暗号化し、そのデータがAmbrosus Networkとブロックチェーンに転送されている間に改ざんされないようにします。

IoTソリューションのカタログに含まれる多くのセンサー、デバイス、およびゲートウェイは、エンドツーエンドで暗号化され、特にデジタルサプライチェーンでは現在の市場で最も革新的で信頼性が高く安全なデバイスを作成することができます。

それらはどの技術に基づいていますか?

AmbrosusのIoTデバイスは、センサー、デバイス、およびゲートウェイで構成されています。センサーとは、物理的に測定されたデータをビットのデジタル信号に変換するトランスデューサー自体を指します。

デバイスは、ブルートゥース、LoRa、または物理的なスキャナ/リーダーといった技術を使用して、現場でこれらの信号を受信、保存、および他のデバイスと共有することができるエントリモジュール(MESH Networksなど)を提供します。また、デバイスには通常バッテリーが内臓されています。

最後に、ゲートウェイとは、そこからデバイスをインターネットに接続することができ、データをWifi、SigFox、衛星などを使用して中央(または分散型)ネットワークに送信することができる通信モジュールを指します。ゲートウェイは、AmbrosusのIoTセンサーをAmbrosusブロックチェーンネットワークと接続します。

全体として、トレーサビリティはセンサー、デバイス、およびゲートウェイで構成されています。重要なことに、このプロセス全体には、信号がデバイスによって受信された瞬間から、ゲートウェイを介してAmbrosusネットワークにいくつかのデータが送信されるまでの間のデータのセキュリティを保証する暗号署名が伴います。

Ambrosusイノベーション研究所における技術の研究開発に関するさらなる概説は、こちら(英語)でご覧いただけます。

Ambrosusは現在どのようなパートナーシップに取り組んでいますか?

取引を確定/署名するまでは、現在取り組んでいるパートナーシップについては話さないようにしています。私たちは、昨年始めた大規模な取引への転換に向けてのコラボレーションや交渉を主に行っています。セクターはまだ同じです:食料品、製薬、コモディティ。

詳しい情報はそのうちお話しできるでしょう。

物流会社と提携していますか?

現在、物流会社と提携している生産者と製品の製造業者をターゲットにしていますが、Ambrosusと物流会社の間の直接的なコラボレーションは行っていません。

会社の名前はどのように選びましたか?

Ambrosusという名前は、古代ギリシャ語で強さと不死をもたらす神々の食物が「Ambrosia」と呼ばれたことから付けられました。それは健康、活力、そして並外れた品質という意味を含んでいます。

Ambrosusという名前はブロックチェーンやIoTの世界では一般的に、Ambrosusネットワークを介して収集および送信されるすべてのデータに提供される完全性を指すのに使用されます。特に私達が自分たちの体に入れるもの、そして私達の健康と強さに直接影響する食品、薬そして化学物質などの生活必需品に対して使用されます。

したがって、Ambrosusの最初の目標は、消費している製品の品質と安全性を確認することによって、私たちを神に近づけることです。これはもともと食品および医薬品のサプライチェーンに適用されていましたが、その後、化学薬品、電子機器、スマートシティなどのより大きな産業に拡大されました。

しかし、その意味は変わりません。Ambrosus Networkを使用すると、データの整合性が保証され、完全なデータフロー(センサーから消費者へ)は、最高の信頼性のある品質となり、消費するすべてのものに強度とパワーが与えられます。

あなたのお気に入りの仮想通貨ミームは何ですか?

お気に入りはあるかどうか分かりません。悲しいことに、私はミームの動向を追う時間がほとんどありません…

Ambrosusの公式サイト、テレグラム、Twitter、Redditなどはこちらにまとめています。

元記事
Interview with Angel Versetti — Global CEO and Co-Founder of Ambrosus

AmbrosusのCEOエンジェルの他のインタビュー記事はこちらです。なぜ仮想通貨(暗号通貨、暗号資産)であるAMBトークンが必要なのかや、トークン無しのブロックチェーンとの違いを含む、様々な事を語っています。

おすすめ記事

不正な開封を防止するスマートインク技術 1

通常スマートサプライチェーン管理は、追跡機能、最適化されたデータの共有、偽造防止ソリューション、自動支払い処理など、さまざまな機能に関連しています。ブロックチェーンとIoTを追跡と追跡調査の目的で使用 ...

国連に支援されたネットワーク 2

Ambrosusが国連(国際連合)の消費者情報プログラムに参加 食品と薬品サプライチェーンにおける品質保証のためのブロックチェーン・IoTプラットフォームであるAmbrosus(アンブロサス)が、国際 ...

AmbrosusがNDSと提携し、メガマートで販売される牛肉をAMBブロックチェーンで追跡 3

ソウル、韓国 - 2018年10月10日 - グルーバルに分散したブロックチェーンとIoTプラットフォームのAmbrosus(アンブロサス)は、革新的な食品の追跡可能性(トレーサビリティ)プラグラムに ...

ambrosusとマダガスカル産ブルボンのサプライチェーン 4

Ambrosus(アンブロサス)がPremium Goodsと提携し、バニラの品質や産地、流通経路を証明可能に 目次1 バニラのサプライチェーンについて2 ブルボンバニラ企業Premium Googs ...

-Ambrosus関連
-

Copyright© Ambrosus Japan - 次世代のサプライチェーン管理(SCM) , 2019 All Rights Reserved.