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仮想通貨AMBの提携企業1社目:マダガスカル産ブルボンバニラのサプライチェーン

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ambrosusとマダガスカル産ブルボンのサプライチェーン

Ambrosus(アンブロサス)がPremium Goodsと提携し、バニラの品質や産地、流通経路を証明可能に


アンブロサス(Ambrosus)は先日、Premium Goods(プレミアムグッズ)との提携を発表しました。

世界クラスのマダガスカル産ブルボンバニラへの追跡能力(トレーサビリティ)に対するAMB-NETの適用事例を補完するために、以下でバニラ産業、AMB-NETの実装、そしてアンブロサスが設計した、土台となる技術的ソリューションについて順番に説明します。

先日Youtubeにアップロードした今回の発表に関するドキュメンタリー動画は、他の企業やビジネスがアンブロサスのソリューションとその基礎となるエコシステムに関して、簡単に知るための理想的なフォーマットでした。

今回の記事で全体のプロセスについての詳細を説明しますので、今回の提携に関する全体像がはっきりするでしょう。

以下の順で、今回のプロジェクトを完全に説明します。

1)バニラのサプライチェーンと、より大きなグローバル・バニラ産業における今のトレンド
2)Premium GoodsのCEO、Hervé Primeとの特別インタビュー。彼の会社についてや彼のバニラ・サプライチェーンにおける個人的な背景について
3)ソリューション設計や実装手順に関する技術的な話

バニラのサプライチェーンについて

バニラは世界的に有名なスパイスで、その香ばしく柔らかいフレーバーで知られています。500年以上にわたって、バニラは世界でもほんの数箇所でのみ栽培される貴重なコモディティです。

アイスクリーム、焼いた食べ物、デザートから、化粧品、メディカルケアまで、バニラは多数の使用事例を持つ、とても望ましい商品です。

もともとはメキシコで発見され、その後世界の他の地域に持ち込まれました。バニラはほんの少しの選ばれた地域、つまりメキシコ、マダガスカル、タヒチ、ウガンダ、インドネシア、その他2〜3地域でのみ育つという点で、とてもユニークです。しかし地理的に孤立していること以上に、バニラは収穫手順が極めて複雑なのです。

最初は木になるサヤとして育ちますが、それがバニラビーンズを生み出すためには、上手く手でサヤに受粉させなければなりません。バニラビーンズ自体も、正しいタイミングで収穫する必要があります。その後お湯で熱し、数週間乾燥させます。そしてやっと、暗い色になったバニラが消費に適した状態になり、パッケージされて、最終的なお客さんに向けて出荷されるのです。

収穫されたバニラビーンズのさや

過去10年間で、バニラは相当な価格の上昇に預かりました。The Globe and Mailによれば、バニラの価格は2011年から20倍になっています。現在の価格は1キログラムあたり700USドル近くで、バニラは世界で2番目に高級なコモディティです。このバニラブームの背景にあるのは、主に天候の変化と、人口のフレーバーではなく全て天然のバニラに対する世界的な需要の増加があります。

これは重要なことですが、世界的なバニラ需要が急増した結果、特にマダガスカル産のバニラへの依存が起こっています。The Globe and Mailの報告によれば、「マダガスカルは2016年に67,823ヘクタール収穫して2,926トンのバニラを生産した。それとは対照的に、インドネシアでは14,104ヘクタール、パプアニューギニアでは1,863ヘクタール、メキシコでは979ヘクタールだった。」とのことです。

要するに、マダガスカルは世界のバニラ供給量の内の50パーセント以上を占めているということです。

マダガスカルにバニラの生産がかなり集中した結果、バニラのサプライチェーンで起こる問題の頻度が、年を追うごとに増加しています。1キログラムあたり700USドルなので、バニラ1キロが典型的なマダガスカル人労働者の1年間の収入と大体同じなのです。

Aust & Hachmannの報告によれば、需要の超過がバニラの盗難、まだ未熟な状態でのバニラの収穫、最高品質のバニラをより純度の低いバニラと入れ替えること等の急増を引き起こしています。

要は、未熟なバニラの収穫や希薄化が、マダガスカルから来るバニラの質をバラバラにし、同時に消費者、レストラン、シェフからの信頼を失っているのです。

このような背景がある中では、アンブロサスのPremium Goods(プレミアムグッズ)との提携はとても良く理解出来るものでしょう。アンブロサスは、彼らがマダガスカルで生産する全てのバニラの完全な純度とストーリー(サプライチェーンにおける)を証明する助けとなるために、Premium Goodsと提携しました。

低品質なバニラ生産への反撃としてPremium Goodsは、彼らの100パーセント天然のマダガスカル産ブルボンバニラの純度と旅を公に証明することによって、消費者の信頼を取り戻そうとしています。

Premium GoogsのCEO、Hervé Primeへのインタビュー

アンブロサスのパートナーであるPremium Googsの背景にある経験や焦点について詳しく知るために、CEOであるHervé Primeと話し合いをする機会を頂きました。バニラ産業の裏側や、彼が持つPremium Goodsへのビジョンについて語っていただきました。

マダガスカルでブルボンバニラを生産する、プレミアムグッズのCEO

インタビュアー:
こんにちは、Hervé。今日あなたの情熱や、バニラ産業においてあなたが持つ、以前の経験について話せることを嬉しく思います。

Hervé Prime:
こちらこそ。ご一緒出来て嬉しいですし、バニラ産業において私が持つ経験をお話出来るのは素晴らしいことです。

インタビュアー:
ではまず、グローバルなコモディティであるバニラと、あなたはどんな関係を持ってきたのかについて少しお話いただけますか?

Hervé Prime:
私は1983年からバニラビジネスにたずさわっています。より具体的に言えば、私の専門は、バニラビーンズの輸入プロセス、それらをバニラエッセンスに抽出すること、そして最終的に、バニラから煎じられるあらゆる種類のフレーバーに変化させることでした。バニラが重度に規制された市場を持たない原料であるという事実から、バニラ自体が特産品であり続けています。

10年前にはっきりしたことは、「天然バニラ」が単なるトレンドではなく、年々成長を続ける、深い決定的な進化であるということでした。特にこの20年で、消費者はこの魅惑的な原料と、その本当に素晴らしい風味の裏にある「エキゾチックなミステリー」について「学び」始めたのです。私がこの産業にたずさわるようになった一番初期の時期から既に、バニラは世界中で最も有名で良く売れる「味」だと考えられてきました。そしてそれは、天然のものと人口のバリエーション両方に関係することなのです。

インタビュアー:
あなたはつい最近、バニラの供給と加工に独占的なフォーカスを置いた、全く新しい会社(Premium Goodsのこと)を立ち上げました。Premium Goodsの裏にはどんなビジョンがあるのでしょうか?

Hervé Prime:
はい、Premium Goodsは、バニラ産業における、以下の3つの極めて重要なパラメータをマスターするというアイデアと共に設立されました。
1)供給 - バニラの供給元を確立する。
2)最初の変形 - 始めの豆の段階からバニラエッセンスを抽出する方法の最適化。
3)完全な追跡能力(トレーサビリティ)の証明 - あらゆる可能な方法で、市場で売られる全てのバニラを。

インタビュアー:
こういった焦点や、あなたがバニラに取り組んできた時間に照らして考えると、過去2〜30年でバニラ産業における一番大きな問題は何でしたか?

Hervé Prime:
過去2~30年で平均的なバニラ消費者や小売業者が、バニラの質や安全性が満たすべき条件についての「目利き」になりました。彼らは自分たちが購入するバニラについての条件をますます要求するようになってきています。このトレンドによって、バニラ産業は自分たちの商品に関する不可欠なパラメータを全てマスターしなくてはならなくなりました。つまり、品質や供給源の保証、サプライチェーン全体の追跡能力(トレーサビリティ)の提供、そして一番最近求められるようになった、持続可能なやり方で生産されていることの証明です。

しかしながら総合的には、バニラ産業の全体的な不安定さが一番やっかいなのです。バニラが畑から採取された瞬間から消費者に届くまで、数々の不確定要素がいまだに規制されていないままで、頻繁に変わることがあるのです。つまり収穫のサイズ、品質の多様さ、社会的または政治的問題による影響(特に規制)、生産にかかる全体の費用、犯罪、詐欺、汚職、自然災害といったものです。

この意味で、市場は体系化されていません。この市場は、しばしば相互に矛盾する、様々な対面による同意が重なって作られてきたものなのです。これがグローバルなバニラ産業におけるプレイヤーにとっての、再発する経済的な現実なのです。全ての関係者は、こういった不確定要素の中で成長する道を見つけなくてはなりません。

要するに、本当のチャレンジは消費者がいつも見つけられるように、また彼らが愛する最終商品にバニラを組み入れ、人々がそれらを購入するお店の棚に入れるように、継続的に戦略を採用することにあります。結局のところ、最後は消費者で終わるものだからです。

インタビュアー:
あなたの経験上、世界最上のバニラはどこで生産されていますか?またその理由は?

Hervé Prime:
バニラ全般のリーダーはマダガスカルです。証券取引所によって体系化されていない国際市場の中で、バニラを生産する他の場所に比べると、マダガスカルがベストな体系化を保っています。

マダガスカルが最も良いバニラ市場の1つを持つ主な理由の1つとして私が考えているのは、マダガスカルが一定の品質管理とともに、ある種の価格規制を設けているという事実です。これらの規制は、後になって他のバニラ生産国も導入しました。

品質に関して言えば、バニラビーンズの出荷には最長で1年半、農家から輸出される地点までの十分な準備のためにかかります。これは農場と精製所の両方です。マダガスカルは、いくつかの品質の問題はありますが、ベストかつとてもユニークでもある準備方法を持つ国であり続けています。

インタビュアー:
バニラビーンズは何種類かあるのでしょうか?また平均して、最終的な目的地に着くまでにバニラの積み荷はどのくらい遠くまで移動しなければならないのでしょうか。

Hervé Prime:
はい、一般的には、主に2種類のバニラビーンズがあります。

1)「プラニフォリア」バニラビーンズ。市場の90パーセント以上を占め、消費者にとっても好まれている味です。このバニラビーンズの種類の中に、マダガスカル、レユニオン、コモロで生産されるもののみが持つ異名があります。それが「ブルボン」バニラです。

2)「タヒチアン」バニラビーンズ。前者よりも人気は全然ありません。よりはっきりした、強い風味を持ちます。

このためマダガスカルは、世界最上のバニラを生産しているだけでなく、ほとんどここだけで独占的に収穫されている、独特な「ブルボン」グレードのものを生産しているということになります。

バニラの輸送に関しては、一般的には問題ではなかったと言っておくべきでしょう。「梱包リスト」や出荷の文書記録が、歴史的に良く体系化されてきたからです。唯一の差別化要因としては、積み荷の重さや価値によって、海上輸送か航空輸送かに分けられることです。これによって消費者にどれだけ早く届くかが変わります。

インタビュアー:
そうであるならば、サプライチェーンのどこでより良い追跡能力(トレーサビリティ)と記録管理が必要になるのですか?

Hervé Prime:
バニラ・サプライチェーンにおける主な問題は、マダガスカル内のバニラビーンズ在庫の追跡能力と、一旦出荷された後の追跡能力にあります。マダガスカル内のプロセスは非常に複雑になることがあるのです。様々な農家がバニラを地域のコレクターに売り、それからコレクターが色々な準備施設にバニラを移動させるからです。

バニラが保管に適した、暗い色の乾いた状態まで準備されてからやっと、マダガスカルの外にいる全ての買い手のところまで輸送されていきます。追跡能力が必要になるのは、マダガスカル内の積み荷が、正しく効率的に世界中へ、つまりアメリカ、ヨーロッパ、アジア・オセアニア地域まで運ばれていることを保証するためです。

マダガスカルのバニラ企業、Premium Goods

インタビュアー:
Premium Goodsは、どういった顧客にバニラを提供しているのですか?またその観点から、バニラは様々な目的のために使われ得るものだと言えますか?

Hervé Prime:
Premium Goodsの顧客は全て、食品産業に属しています。より具体的に言うと、甘い食べ物や着色料、その他にもベビーフード、アルコール飲料、エネルギー系「スポーツ」商品、として時にはダイエットさえも含む、関連エリアです。

主な最終商品は通常、美味なアイスクリーム、乳製品、チョコレート。ビスケット、プレミックス(小麦粉や調味料などをミックスした調整粉)です。

インタビュアー:
最近で言うと、どういったトラブルがバニラビーンズの品質保証に関して起こりましたか?偽造はよく起こっているのでしょうか。

Hervé Prime:
バニラ・サプライチェーンにおける主なトラブルはいつも、価格のインフレです。それは数々の異なる源から派生する、過剰な憶測によって引き起こされます。

つまり、自然サイクルによって収穫が減るかどうか、複数のサイクロンが作物にダメージを与えるかどうか、市場の需要増加によってバニラの供給不足が起こるかどうか、といったことです。

特に過剰な需要を背景とした価格の大幅な上昇が起こると、利益最適化のために通常のプロセスを速くすることによって、品質が犠牲になります。販売者が早くお金を作りたいがために、「じゅうぶんな」準備もなくバニラビーンズがあまりに早く届いたり、販売者が市場価格の上昇を待つので、劣悪な保存状態であまりに長く保管されたりします。

これは本当に、どの積み荷が既に市場に運ばれたか、またその他の積み荷がどこにあるかを確かめる能力の欠如という、問題の中心を明らかにするものです。

インタビュアー:
これまでにお話して頂いた問題点に照らして考えると。バニラの追跡に関して、具体的になぜアンブロサスのようなソリューションがあなたの興味を引いたのでしょうか?

Hervé Prime:
アンブロサスのエコシステムは完全です。何を言いたいかと言うと、私はアンブロサスを使って、マダガスカルから世界中のどこかまでの商品出荷の最終段階を組織化することが出来るのです。また同時に、アンブロサスをセキュリティのための道具として使うこともでき、私の顧客が消費者に商品の品質を証明することが出来ます。

根本的に主張したいことは変わりません。商品の生産地や移動過程を欠陥無く証明し、保証するというのは、とても価値のあるサービスなのです。

インタビュアー:
この産業におけるあなたの経験から判断して、商品の透明性や品質の保証というのは、他の企業も同様に必要とするものだと思いますか?

Hervé Prime:
間違いなくそうです。アンブロサスが企業に提案出来るビジネスモデルは、それが可能であることを多くの企業が想像すらしていない新しいものです。そしてそれは信じられないほど費用対効果の高いものです。

私はこれを言える資格があると思いますが、多くの企業にとって、バニラはその独特なマクロとミクロの経済から、大きいがゆえに懸念しなければならないことと、小さな問題点のどちらも含んでいるのです。

つまり、ビジネスの規模が大きいと同時に、内側の組織において非常に多くの相違点があることから、新しく革新的なソリューションを迅速に採用することが難しいということが起こり得ます。

Premium Goodsは新しい企業であるという優位性を持っています。そのため私たちはアンブロサスのソリューションを、完全に使用してネットワークの他の全てのユーザーたちに提供出来るまで、しばらくの間徐々にテストして統合していくことが出来ます。

インタビュアー:
Hervé、本日はお時間を頂きありがとうございました。全て天然の「ブルボン」バニラとともに、Premium Goodsが成長していくのを楽しみにしています。

Hervé Prime:
ありがとうございました。バニラ産業における私の知見を共有することが出来て嬉しいです。

Premium GoodsのCEO、Hervé Primeとの詳細に渡るインタビューのおかげで、アンブロサスが解決しようとしてきた問題が確かめられました。

マダガスカルのバニラ - より具体的には「ブルボン」バニラとして知られていますが - は、世界で最も高品質でユニークなバニラです。しかしながら、価格の変動によって、マダガスカルにおけるバニラの出荷はしばしば非常に遅れたり、もしくは利益最大化のために、不必要に市場に無理やり運ばれたりするのです。

アンブロサスは、Hervéによれば「完全なソリューション」であると説明されましたが、マダガスカルにおけるバニラのサプライチェーンの流れを変える能力を持っています。そこでは、バニラの世界中におけるより透明で正直な移動が実現出来ます。

このようなソリューションによって、ビジネスは最高品質の「ブルボン」バニラを調達することが出来ることによって恩恵を受け、一方で消費者もまた、バニラのサプライチェーンにおける透明性の向上によって利益を得るのです。

Ambrosusソリューションの概要

マダガスカルの高級な「ブルボン」バニラを追跡し、品質を保証するためのアンブロサスのソリューションの実装は。追跡を必要とするサプライチェーンの最も難しい側面が、ほとんどの技術的インフラを欠いているという点で複雑でした。

通常は、ドイツ製のソフトウェアであるSAP(Systems, Applications, and Products)を使って、多くのサプライチェーン・ソリューションを設計出来ます。SAPは最適な企業資源計画(ERP)とデータ管理システムのために、特別に作られたソフトです。

しかしながら、SAPを使うための条件として、時間と共に処理されるデータの流れをサポートすることが可能な、環境設定された安定したネットワークが必要なのです。

Ambrosusのアプリケーション設計

マダガスカルにおけるバニラの輸送に関して、そのようなシステムは配備しませんでした。今回は、より柔軟で「現実的な」ソリューションを、アンブロサスのソリューション設計者たちはデザインしなくてはなりませんでした。

そのことに関して、アンブロサスのソリューション設計者であるTiphaine Paulhiac(ティファンヌ・ポーリアック)は次のように語っています。

「複雑なサプライチェーンの問題のためにソリューションを設計することは、非常に多くを求められる仕事である一方、エキサイティングな挑戦でもあります。今回のケースで難しかったのは、アンブロサスのソリューションをマダガスカルの農村に適切に当てはめることが全てでした。

ただ明確にしておくと。これは多くのコモディティ企業が持つ問題です。なぜなら、鉱物、香辛料、シリアルのような原材料の多くは、世界のとても僻地にある場所や、異国でしか成長しないからです。それらを追跡、トレースすることが出来るインフラは、多くは配備されていないのです。

顧客企業の問題にとって適切なソリューションを得るために、私たちは本当に現実的に考えなければなりませんでした。そのため使える可能性のある、あらゆるものを考えました。タグ、センサー、ロガーなどです。そしてマダガスカルのユーザーにとって、現実的にそれがどのように働くのかを想像するためにベストを尽くしました。

例えば、タグです。既存の全てのソリューションの中で、私たちは最終的にジップタイ(結束バンド)型のタグをセットアップすることにしました。これはあらゆる商品(バッグやかご)をタグ付け出来る柔軟性を持ちます。

このソリューションは簡単に適用するために設計されていますが、同時にセキュリティの第1層(いったん固定されたら開けられない、ユニークンなタグ)としても働くのです。

このソリューションは企業のニーズや、マダガスカルにおけるパートナーの習慣に合っています。一方それと同時に、企業の農家が作ったバニラを証明し、最終消費者は実際にそれがどこから来たのかを全て確認することが出来ます。」

Premium Goodsのバニラの起源を追跡・証明するために、アンブロサスはジップタイケーブル型の独特なタグを活用しました。各ケーブルにはQRコードと、独自のIDと共にシリアルナンバーが印刷されています。

普通のスマートフォンのカメラを使ってQRコードをスキャンすることによって。個々のアイテム(バニラや緑のバニラバッグの束、包み)が持つ情報を呼び起こし。視覚化出来るのです。

AmbrosusのQRコード付きジップタイ型タグ

根本的に、これはマダガスカル人の労働者にとってとても単純に使えるものです。単にQRコードをスキャンすることで、彼らは実質的に商品に「サイン」して、その商品特有の情報を追加するのです。これはとても基本的で簡単に使えるアプリケーションで行えます。

この情報はその後、Ambrosusネットワーク(AMB-NET)に「アセット」と「イベント」のデジタル形式で送信されます。

Premium Goodsの消費者や顧客企業がバニラの起源を確認したいと思ったなら、彼らは単に自分のスマートフォンでQRコードをスキャンすれば良いのです。そうすれば、カスタムデザインされたアプリケーションで以前の記録やサインを見ることが出来ます。

Ambrosusの技術をバニラのサプライチェーンに適用する

バニラのサプライチェーン自体に関して、以下でバニラのそれぞれの箱が育ち、加工され、最終的に世界中に出荷される時に何が起きているかを詳細に説明します。

ステップ1:農場

農場で育つバニラ

マダガスカル人のバニラ農家は、自分のバニラを充分にケアし、収穫しなければなりません。犯罪やひどい収穫テクニックの増加によって(成長のチェックに失敗した結果、収穫が早すぎたり収穫しなかったりすることもある)、バニラ農家はこのままでは失墜していく立場にあります。

バニラ産業全体が、一貫しない品質のバラバラさに苦しんでいるのです。

今回は、「農場」という側面に対してはどこにもAmbrosusのソリューションは適用されませんでした。しかしながら、(Ambrosusが保有する)イノベーション研究所は「静的な」もしくは「現地の」データ収集や設定のための、特別のデバイスを設計しています。

そのため、Ambrosusは地域のバニラ農家を窃盗や悪事から守る能力を持っています。

ステップ2:地域のコレクター

バニラビーンズの収穫後、緑色のバニラビーンズが地域のコレクター(収集業者)に運ばれていきます。そこで重さが計られて記録され、地域のその他の農家たちが生産したバニラビーンズと一緒にまとめられます。

バニラビーンズの原産地は、それらが生産された地域にもとづいて登録されます。

ステップ3:準備のために工場で加工

乾燥され暗い色になったバニラ
バニラが生産工場に到着すると、各地域の親ロットにもとづいてバニラの産地がスキャンされ、サインされます。それによって、マダガスカルの様々な地域からのバニラのデジタルな身元(アイデンティティ)が効果的に作られます。

デジタルな記録がされた後、バニラは熱湯で洗われます。それから3〜4ヶ月、乾燥させるために並べられます。この期間に、バニラは覆いから余分な湿気や水分を発して、最終的に乾燥します。

ステップ4:品質を計測して束にまとめる

束にされたバニラ

バニラが乾燥すると、長さ、湿度、色によって様々なグレードに分けられます。
充分に乾燥と水分の発散が行われた後、バニラビーンズの束はかなり暗い茶色になります。

サプライチェーンのこの段階において、バニラビーンズは品質によってまとめられ、ジップタイで束ねられます。ジップタイに印刷されたQRコードを使って、バニラの特定のグレードが既にネットワークにサインされている産地の情報とともに記録されます。

まとめると、バニラがそれぞれのグレードによって束にされ容器に詰められた時、QRコードも印刷され、パッケージの上に載るということです。それによって、中に入っている特定のバニラの記録を参照出来るのです。

ステップ5:最終的なゴール

総じて言えば、Ambrosusのソリューションによって、Premium Goodsの全ての天然バニラのグレードや産地がデジタルに記録され、一般に証明出来るようになり、消費者中心になるということです。

バニラが生産工場に到着してから単純にタグ付けし、バニラ・ロットの産地を証明することによって、また乾燥などの準備を行った後、品質グレードによって束にまとめることによって、天然100パーセントのマダガスカル産「ブルボン」バニラはデジタルに追跡可能になります。そしてそれがユニークで高品質なバニラであることを証明することが出来るのです。

Premium Goodsの場合、これらのバニラの箱は世界中の料理シェフ、甘い食べ物の生産者、フレーバー(香辛料)企業、その他の最高級の小売業者たちに向けて出荷されます。

Ambrosusとバニラの追跡能力(トレーサビリティ):成功か?

これまで、Premium Goodsがバニラのサプライチェーンに実装したAmbrosusネットワーク(AMB-NET)のトレーサビリティ・ソリューションは、極めて成功しています。

Ambrosusのアカウント・マネージャーであるRado Dragovは、この成功を以下のように語っています。

「私はPremium Goodsとの提携の結果にとても満足しています。より具体的に言うと、Premium Goodsが彼らのマダガスカル産ブルボンバニラがパブリック・ブロックチェーンを使って追跡・証明可能になると発表した時、株式のプレセール(先行販売)がほぼ一瞬で売り切れたのです。これはAmbrosusが企業に提供することが出来る本当の価値の、ポジティブな指標です。そしてそれはまた、ビジネス習慣の土台を揺るがす新たな変化を引き起こすものでもあります。透明性、持続可能性、そして消費者中心の考えが、今本当に優先事項になり得るのです。」

Premium Goodsが経験したビジネスの成功をさらに補足するため、ビジネスコンサルタントのPierre-Alain Ceralliが、Ambrosusソリューションの着色料、香味料産業におけるさらに大きな可能性について簡単に話してくれました。

「私は22年間、食品・香味料サプライチェーンで働いてきた経歴を持っています。その間に私にとってとても明白になったことは、商品の追跡能力(トレーサビリティ)、もっと具体的には、商品の品質保証や産地の証明はものすごく必要とされているという事でした。私がAmbrosusに来てから確信したのは、世界中の食品・着色料産業の企業が、ビジネスを最適に成功させるためにAmbrosusソリューションを結局求めることになるということです。その意味で、Ambrosusソリューションの需要が不足することはないでしょう。以前まで透明性の欠如によって苦しんできた、価値の高いレアな作物については特にそうでしょう。」

最も重要なのはPremium Goodsとのバニラプロジェクトが、Ambrosusネットワーク(AMB-NET)の柔軟性と適用性を証明したということです。

マダガスカルの田舎においてさえ(そこではインフラが不足していてサプライチェーンの計画システムが最低限しか無いわけですが)、Ambrosusは徹底的で効果的なソリューションを設計することが出来たのです。

それはPremium Goodsのビジネスやブランドの評判に対して、重大な効果をもたらしました。

Ambrosusのイノベーション研究所(イノラボ)が持つ技術力は、Ambrosusが今回バニラのサプライチェーンに適用したソリューションを超えています。

その一方で、AmbrosusのCEO(最高経営責任者)であるエンジェル・ベルセティと、CTO(最高技術責任者)のステファン・メイヤー教授が始めから提唱しているメッセージが、明確にラベル付けされ起源が証明された、マダガスカル産「ブルボン」バニラのパッケージに反映されています。
「Ambrosusは複雑な問題を引き受け、シンプルに道理にかなう、分かりやすいソリューションを作りあげます。」

元記事
In-Depth: the Madagascar Bourbon Vanilla Supply Chain on AMB-NET

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