サプライチェーン

ブロックチェーンだけでは、サプライチェーンマネジメントは解決しない

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チェーン

Citizens ReserveのCEOが語る、ブロックチェーンのサプライチェーンにおける役割

ブロックチェーンが今のサプライチェーンに存在する全ての問題に対処出来るような究極の技術ではないかもしれないと、ビジネスは気づき始めています。

この技術がサプライチェーンマネジメントにおける多くの摩擦点、つまり国境を超えた支払い、商品移動の可視性、法令遵守(コンプライアンス)や書類管理などに対処できる可能性をもつ一方で、それらはサプライチェーンが抱える複雑な混乱の中の一部分に過ぎないと、Citizens ReserveのCEOであるEric Pisciniは言います。

この会社は最近SUKUプラットフォームのローンチを発表しましたが、これはサプライチェーンマネジメントにおける様々な障害に対応する、色々なソリューションのイノベーションや統合を促進するように設計されています。このプラットフォームの最初のターゲットになる摩擦点は、B2B(企業間)取引やサプライチェーンを移動する商品の追跡であると、Pisciniは最近のPYMNTSによるインタビューで言っています。

ブロックチェーンはソリューションの中心だが、それは必要とされる唯一の技術ではないと彼は言います。

Piscini「それはプラットフォームのコアになるものです。でも、私たちはサプライチェーンがただ一つの技術によって解決されるものではないとも気づいています。」

「破壊と進歩は多くの源からやってきます。モノのインターネット(IoT)、機械学習、クラウド・インフラストラクチャーなども含めてです。」

SUKUプラットフォームが配備するもうひとつの技術は仮想通貨(暗号通貨)で、SUKUトークンを作りました。Pisciniの説明によると。それはビジネスが色々なニーズのために使えるもので、例えば取引手数料を支払ったり、企業がプラットフォームに追加されることを望む新たな機能についての投票権を与えたりします。

サプライチェーン市場に重大なインパクトを与えるようないくつかの技術やイノベーションは、現時点では存在すらしていないかもしれません。Pisciniによると、SUKUプラットフォームはイノベーションを促進したり、プラットフォームを利用する企業がアクセスできるツールを開発者たちが作れるように設計されています。

「ある時点で、私たちのプラットフォームにおいてイノベーションが起こるでしょう。そして私たちはそれが何なのかさえ知りません。それは素晴らしいことなのです。」彼は言いました。

元記事
Citizens Reserve Talks Blockchain’s Supply Chain Role(9月13日)

Ambrosus Japanによる考察

SUKUというプラットフォームは聞いたことがなかったですが、新たなブロックチェーンによるサプライチェーンマネジメントソリューションは次々と生まれてきているようですね。アンブロサスも2018年9月現在、30社以上の企業とPoC(概念実証)やパイロットプロジェクトを進めていますが、世界中でその有用性のテストが着々と進んでいるようです。

このCEOが言うように、サプライチェーンマネジメントはブロックチェーンだけでは解決出来る問題が非常に限られてしまいます。アンブロサスのように、IoTセンサー、スマートパッケージ、スマートコンテナ、3Dプリント、機械学習、人工知能などのインダストリー4.0の技術と組み合わせて初めて、消費者からも信頼される、ブランド力を向上させるようなサプライチェーン管理が実現します。

またブロックチェーンは限られたステークホルダーだけがアクセス出来るプライベートブロックチェーン(IBMのブロックチェーンソリューションのように)ではなく、世界中のあらゆる人が見ることができるパブリックブロックチェーンでなければ、企業として信頼を得られることはありません。

私たち一般の消費者が知らない内に、こうした技術革新がどんどん進んでいます。自分が食べたり使ったりする食品、薬品などが本当に企業が言う通りのものであるのか、現状では確かめる術はありません。

ですが、もうすぐスマホのアプリやWebアプリなどで、誰でもいつでも商品の原料、品質、輸送管理、産地や経由地などを確認し、安心して商品を消費できるようになる未来が訪れます。

このSUKUでも仮想通貨トークンが使われるようですが、パブリックブロックチェーンにおいてこれはデータの信用性を担保する上で必要不可欠なものです。

トークンはブロックチェーン上において、ブロックチェーンに置かれるデータとは無関係の第三者が、そのデータの正当性を承認する作業の対価として、また価値の移動手段としても使われます。

ちなみにアンブロサスではこのトークンはAMB(アンバー)と呼ばれます。

一般的には投機的な側面ばかりが注目されがちな仮想通貨(暗号通貨)ですが、このように新たなイノベーションを実現する上で、ブロックチェーンを最大限活用するにはトークンは不可欠なものです。

今回のニュースのように、サプライチェーンを改善するためのブロックチェーンプロジェクトがどんどん出てきて、業界全体として発展していくことを期待しています。

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