食品偽装・トレーサビリティ

韓国政府が牛肉のトレーサビリティにブロックチェーンを使用。農心子会社はAmbrosusと提携

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牛肉ヒレ

韓国政府がブロックチェーンによる牛肉のトレーサビリティ改善に着手

韓国で、フードサプライチェーン全体の追跡を目的としたブロックチェーン技術の試験の実施が公表されました。

聯合(れんごう)ニュースによると、試験は科学技術情報通信部と農林畜産食品部の協力の下で実施されます。来月には全羅北道(ぜんらほくどう、韓国南西部に位置する行政区)で開始され、短期の試験期間を経て、来年1月にはブロックチェーンの適用が公式に発表される予定です。

現在、畜牛が生まれてから解体されるまで、そして牛肉として包装されてから消費者に届くまで、その追跡は紙媒体の報告システムで行われています。このシステムは時間がかかり、資源を消費する上に、証明書が偽造されるリスクがあるので詐欺を見抜くには不十分なものです。ブロックチェーン・システムには、効率の改善や、その分散台帳技術の改ざん不可能な性質を活かした詐欺の予防が期待されています。

ブロックチェーン技術への大きな投資

韓国政府は分散台帳技術の点で牛肉追跡のブロックチェーン試験に大きな信頼を置いています。今年8月、同政府は2019年度の予算においてブロックチェーンやビッグデータ、人工知能を含む8つの重要な部門に44億ドルを割り当てることを公表しました。

CCNの報告では、韓国企画財政部が3か月前の声明において「政府は、データ管理の安全性とシェアリングエコノミーの促進を確実なものにするために、ビッグデータや人工知能、そしてブロックチェーン技術の発展に力を注いでいきます。」と公表したとのことです。

また、同国の科学技術情報通信部は「第四次産業革命」に備えて若者を育てることを視野に入れ、ブロックチェーン技術の教育と訓練の促進に着手しています。このことは、最近導入された教育課程のシラバスにブロックチェーン技術が取り上げられていることからも明らかです。

ブロックチェーンの導入の推進者

韓国政府におけるブロックチェーン技術の注目すべき推進者が企画財政部長官のキム・ドンヨンです。彼は技術には世界を変える力があると見ています。

3ヵ月前、同氏がブロックチェーン技術は第四次産業革命の重要な柱になり得ると言っている姿がCCNによって報じられました。

「ブロックチェーン技術は第四次産業革命の核となる基盤の一つになる可能性があります。その発達は本当に世界を変えるかもしれません。」

また、サプライチェーン全体における牛肉の追跡に分散台帳技術を使用することに加え、韓国政府が支援するもう一つの注目すべき試験が、保険金請求の支払いにブロックチェーンを適用することです。このプロジェクトでは、科学技術情報通信部が教保生命保険株式会社を指名し、協働してインシュアテック・医療記録サービス部門を立ち上げ、試験の陣頭指揮を執ります。

元記事
South Korea to Track Beef Through Entire Supply Chain on a Blockchain

農心子会社NDSがAmbrosusと提携し、牛肉トレーサビリティをブロックチェーンとIoTで変革

こちらの記事はニュースメディアに取り上げられたものです。Ambrosus公式の詳細記事はこちら

韓国の食品生産企業、農心(ノンシン)の子会社NDS(農心データシステム)が、ブロックチェーンスタートアップのAmbrosus(アンブロサス)と提携し、食品小売のMega Mart(メガマート)で販売される高品質な牛肉を追跡する。

オンラインの記事によると、NDSはHyperledger Fabricやイーサリアムでブロックチェーンの研究を行ってきたという。農心グループはまた、食品安全の分野においてブロックチェーンを実装するためのソリューションを開発した。

2017年にエンジェル・ベルセティ(CEO)とステファン・メイヤー博士(CTO)によって設立されたAmbrosusは、食品・薬品企業のためのブロックチェーンによるIoTネットワークを構築していて、サプライチェーンの可視化と品質保証の最適化を目的にしている。

彼らはAMB-NETブロックチェーンを使って、メガマートの牛肉トレーサビリティ(追跡可能性)・モデルのさきがけとなる。これにより、企業のパートナーや消費者たちは、牛肉の一切れ一切れに関する輸送過程や産地などの詳細情報に簡単にアクセス出来る。

ベルセティ(AmbrosusのCEO)は以下のように述べている。

「この概念実証(PoC)に関するNDSとの協力は、お互いにとって有益です。このPoCは消費者たちに、牛肉製品に関して彼らが強く求める、品質や産地についての情報を与えるものです。

Ambrosusは、メガマートの牛肉サプライチェーンに対してエンドツーエンドのソリューションを構築するのを楽しみにしています。それはAmbrosusブロックチェーンとIoTプラットフォームの、柔軟性や効率性を証明するでしょう。AmbrosusはNDSと協力して、この牛肉トレーサビリティ・ソリューションを先導出来ることを誇りに思います。」

分散型台帳技術を使って、Ambrosusはメガマートの全ての牛肉の個人情報を特定し、追跡する。また、肉の全てのかけらのデータを、消費者を中心に考えて作られたアプリの中に構成する。このアプリは、信用を促進し、消費者の満足度を最大化するためにデザインされている。

スマートフォンを使って単にQRコードをスキャンするだけで、消費者は特定の牛、その産地、獣医による肉の健康チェック、商品の輸送状態といった詳細な情報にアクセス出来る。

この方法によって、韓国の最も素晴らしい牛肉の位置情報、品質、温度などの情報を効果的に監視できる。

NDSのCEO、Joong-Won Kimは以下のように述べた。

「Ambrosusネットワーク(AMB-NET)によって、NDSは非常に必要とされている透明性とともに消費者たちの信用を構築するために、様々な高級牛肉製品の品質や産地を証明することが出来るようになります。史上初めて、ブロックチェーン技術を実用的に活用し、韓国の食品基準を改善することが出来るのです。特に、メガマートの全てのお客様のためにです。」

このAMB-NETの概念実証(PoC)は、直近のフランスの香料(フレーバー)企業、Premium Googs(プレミアムグッズ)との提携に続くものです。Premium Googsは、AmbrosusのブロックチェーンとIoTを使って、マダガスカル産のブルボンバニラに透明性や品質保証をもたらします。Ambrosusのメインネットは2018年7月にローンチされています。

元記事
Korean food giant Nongshim’s subsidiary taps blockchain for end-to-end traceability of beef

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